ファンタジーなんだけど、リアル 『テラビシアにかける橋』 [2008年01月27日(日)]
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もうすでに公開されているのですが、『テラビシアにかける橋』について。
この作品はファンタジー小説を映画化したものですが、いわゆるハリー・ポッターやナルニア国、とはちょっと違う位置づけのもの。冒険も魔法も出てこないので、驚き度や話の壮大さという意味では、王道ファンタジー作品には及ばないかも。ですが、この映画を観ると、ファンタジーの世界って、リアルな世界と共存するのも全然あり、というかむしろそのほうが自然かも、という気になりました。 ![]() 主人公のジェスは、貧しい家庭に育つ11歳の少年。姉妹4人に囲まれて、家の中では何をするにも窮屈だし、学校でも姉のお下がりを着ているせいでからかわれたりと、常に居心地の悪さを感じていて、唯一彼が幸せを感じるのは、絵を描いているときだけ。 ところが、風変わりな女の子・レスリーが転入してきて、ジェスの生活は一変する。たまたま隣人どうしだった2人は、レスリーのリードで、森の中に空想の王国テラビシアを創り出す。そのことがきっかけで2人は友情を深め、学校でも徐々に自信をもって行動できるようになっていく。 森の中に板や布や食糧を持ち込んで、秘密の場所を作るシーンは観ているだけで楽しいもの。森を領土にしたり、木を敵にしたりと、何かを見立てるような空想遊びって、子どものころはわりとふつうにやってましたよね。そういうことを思い出させてくれるだけでもワクワクするのですが、2人が空想の国を作ったことで、現実社会でも変化が起きていくというのがいい。2人の成長物語としても説得力があって共感できました。 ラストに向かってはかなりショッキングな展開もありますが、それも含めていい話だと思います。 キャストでは、主役の2人がどちらもかなりのベテラン子役。特に、レスリーはどこかで観たなと思ったら『チャーリーとチョコレート工場』で、超嫌味な女の子を演じてました。しっかり演じ分けてますね。さすがです。 『テラビシアにかける橋』 監督:ガボア・クスポ 原作:キャサリン・パターソン 出演:ジョシュ・ハッチャーソン、アナソフィア・ロブ 渋谷東急ほかにて公開中 |




