MOVIE HUNETER

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大胆なベッドシーンと秘められた恋心 『ラスト、コーション』 [2008年02月01日(金)]
 
今週末から公開される『ラスト、コーション』。
『ブロークバック・マウンテン』のアン・リー監督の最新作で、主演はトニー・レオンと新人女優のタン・ウェイ。前作『ブロークバック…』はアカデミー賞を受賞しましたが、今回の『ラスト、コーション』では、ヴェネツィア映画祭の金獅子賞を受賞。それだけでもかなりの話題作。

(C)2007 HAISHANG FILMS/WISEPOLICY

舞台は1942年、日本占領下の上海。美しき女スパイ、ワン(タン・ウェイ)は、敵対する特務機関のリーダー、イー(トニー・レオン)暗殺の命を受ける。その魅力でイーを誘惑することに成功したワンは、彼と危険な逢瀬を重ねることになる。果たして彼女の計画は実行されるのか…。

大胆なベッドシーンが話題になっていますが、たしかに激しいです。でもこの2人の場合は、出会った経緯からしても、ベッドシーンが激しく刹那的になっていくのは当然の流れなのかも。そこだけ切り取ると過激ですが、いきさつを考えると、それはそうだろうと思えます。

映画の前半、女学生時代のワンが友人に誘われて演劇部に入り、女優として舞台に立つ喜びを覚えたり、先輩のクァン(ワン・リーホン)への淡い思いを抱いていたころは、政治活動はほんの遊びのようなものだったのに、あるところから引き返せなくなる。イーに対してはスパイとして女の武器を最大限に使いながらも、クァンに対しての純粋な恋心も消せない。2人の男性の間で揺れ動くラブストーリーとして観ると、かなり切ないです。

タン・ウェイは、まるで子どものように見えるシーンもあれば、貫禄たっぷりの怖い女に見えるシーンもあり、不思議な魅力があります。特に、チャイナ・ドレスを着ているときは本当に美しい。いやあ、アジア人として、憧れますねー。
トニー・レオンのほうは、オールバックでセクシーですが、今回の役はミステリアスで、何を考えているのかが読めない。でも、サディスティックなふるまいの間に見せる、憂いのある表情。そのギャップにドキドキです!

純朴な女学生的風貌が、チャイナドレスに着替えた瞬間、ぐぐっと女になる。タン・ウェイ、注目です。デコルテのあたりが透けているこのドレスも、本当に美しかった…。

『ラスト、コーション』
監督:アン・リー
出演:トニー・レオン、タン・ウェイ、ワン・リーホン、ジョアン・チェン
2月2日よりシャンテ シネ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開

※アン・リー監督の前作『ブロークバック・マウンテン』の主演、ヒース・レジャーさんが睡眠薬の過剰摂取で先週亡くなりました。すばらしい演技だったし、もっといろんな役が観たかった。本当に残念。ご冥福をお祈りします…。

プロフィール
プロフィール
ミヤモトヒロミ。ライター。映画やカルチャー関連の記事をウェブサイトや女性誌などで執筆。
号泣モノから爆笑ストーリー、胸キュン恋愛ものまで、忙しくても絶対劇場で観たい!と思える映画を厳選してご紹介します!
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