あの伝説の1枚の裏側にあるストーリー 『アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生』 [2008年02月06日(水)]
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今回ご紹介するのは、2月のイチオシ。
写真家・アニー・リーボヴィッツの人生を語るドキュメンタリーです。アニー・リーボヴィッツという名前にピンと来なくても、彼女の写真は見たことがあるはず。たとえば、オノ・ヨーコに裸で寄り添うジョン・レノンの写真や、デミ・ムーアの妊娠時のヌード写真など。どうですか? ![]() この映画は、作品の被写体となったセレブたちの証言をまじえながら、彼女の半生を追っていくもの。ヒラリー・クリントンからミック・ジャガー、ジョージ・クルーニー、ベット・ミドラーなど、コメントを寄せる誰もが、彼女の作品に特別な思いを持っていることが伝わってきます。 何千本のバラの中にベットミドラーが埋まっていたり、ミルクの入ったバスタブにウーピー・ゴールドバーグが入っていたりと、どこからこういう構図を思いつくの?というくらい強烈な印象を残す写真もあれば、セレブリティたちが、ほかでは見せたことがない素の表情で写っている写真もある。そこからわかるのは、彼女は並外れたセンスと、相手の心を開かせる力を持っているってこと。 撮影現場の風景で、被写体の美しさに感激して中断したり、終わるなりモデルたちに「ブラボー!」と拍手するアニーから感じるのは、彼女が本当に魅力的な人だということ。でも、人柄だけではなく、実は相当な努力家! センセーショナルな作風は最初からあったものではなく、彼女が常に上を目指しているから創られたんだということがわかって、刺激を受けました。 たとえば、前出のジョン・レノンの写真は、構図のすばらしさだけではなく、彼が暗殺される数時間前に撮影されたことで伝説の1枚になったわけなのですが、撮影に至った経緯は、その10年前、アニーが無名時代に努力した結果があったから。そのときからの信頼関係があったことで、彼女にしか撮れない写真が生まれたんだということがわかります。 ![]() 私生活についても、自分がいいと思ったらあきらめない姿勢がすがすがしい。50歳をすぎて子どもを持つことを選んだというのもそのひとつ。ほんとにパワフル! 彼女の作品の数々を観るだけでも十分楽しめる映画ですが、生き方そのものが魅力的な人なので、観終わったら元気をもらえるはず。こういう映画って、いわゆる大作ではないだけに、人に勧めたくなりますね。ぜひぜひっ! 『アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生』 監督・製作:バーバラ・リーボヴィッツ 出演:アニー・リーボヴィッツ、オノ・ヨーコ、デミ・ムーア、キース・リチャーズ、ヒラリー・クリントン 2月16日よりシネマGAGA!、シネカノン有楽町2丁目ほか全国順次公開 |





