メリル・ストリープ母娘の共演に注目! 『いつか眠りにつく前に』 [2008年02月17日(日)]
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この映画は、死の床にある老婦人がうなされて、娘たちが聞いたこともない男性の名を呼び続けるというところから始まります。
その男性というのは、その老婦人、アンが24歳のとき、親友ライラの結婚式に出席するために訪れた海辺の別荘地で出会った相手。そこで彼女は運命的な恋に落ちるのですが、ある事件があったことで2人は結ばれずに別れてしまう。そのことが彼女の中ではずっと心残りだった、というわけなんです。 ![]() これが24歳のアン(右)とライラ(左)。結婚式を控えてゆれる気持ちを告白するライラを支えるアン。ライラを演じているのは、メリル・ストリープの娘、メイミー・ガマー。この写真をじっと観てから下の写真をどうぞ。 当時の回想シーンと現在のシーンとを行き来しながら、前半ではアンの運命の恋をドラマティックに描いていますが、いちばんの見どころは、ラスト近くに、病気のアンを見舞いに、メリル・ストリープが演じるライラが訪れるシーン。結婚式以来、何十年かぶりの再会のはずなのに、ライラは挨拶をするなり躊躇なくアンのベッドの中に入り込んで、彼女と向き合う。それが、ライラの結婚式の前の晩に、不安を感じていた彼女のベッドにアンが入ったのとちょうど逆の構図になっている。 ![]() その行動だけでもちょっと意表を突かれましたが、その2人の会話がよかった。恋を諦めたこと、仕事や子育てにも後悔が残るとこぼすアンに、ライラが言葉をかける。そのやりとりに、ジーンときました。メリル・ストリープとヴァネッサ・レッドグレイヴというアカデミー賞女優どうし、というカンロクも手伝っていますが、お互いの娘時代を知っている老婦人の友情って、ぐっとくるものですね。自分が、ばあさんになって弱ったときに、こんな友達がいてくれたら…(涙)って感じです。 アンの話と並行して、アンを看病している娘たちもまた人生に悩んでいる、という話もあり、この映画は、過去の恋の話というより、母と娘、姉と妹、女友達、という女どうしのドラマの部分のほうがメッセージは強いかも。女友達と観にいって、あれこれ語りたくなる映画です。 『いつか眠りにつく前に』 監督:ラホス・コルタイ 出演:クレア・デインズ、ヴァネッサ・レッドグレイヴ、メリル・ストリープ、グレン・クローズ、トニ・コレット 2月23日より 日比谷みゆき座ほか全国ロードショー |





