MOVIE HUNETER

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かわいくって元気になれるストーリー! 『ペネロピ』 [2008年02月29日(金)]
 
明日公開の『ペネロピ』。これは、本当にかわいくて、すがすがしくて。できれば、もっかい観たいですねー。

演じているのは、ブタ鼻をつけてもかわいいクリスティーナ・リッチと、今年注目株のジェームズ・マカヴォイ。

裕福な名家にありながら、先祖にかけられた呪いのせいで、ブタの鼻を持って生まれてきた少女ペネロピ。彼女を心配した両親は何とか呪いを解くために良家の子息と結婚させようとするけれど、候補者たちはペネロピの姿を見るなり逃げ出していく。そんな中、唯一逃げなかったのが、ちょっと陰のある青年マックス。でも、2人はめでたしめでたし、ということにはならず……。傷ついたペネロピは、自分の力で生きていくことを決意して、家を飛び出す、というストーリー。

現代のおとぎ話風の話の展開に、最初のうちは白馬の王子様はいったいだれ? と期待して観ていると、その流れはいったん終了。後半はペネロピが「待ち」から「攻め」に変わって自分で人生を切り開く、という話に変わっていく。

自分を守ってくれる家族やお屋敷から離れて、街に飛び出すペネロピは、鼻を隠すために顔をマフラーで隠していても、目だけはキラキラしている。初めて外の世界に触れて興奮している表情が本当にかわいくって素敵なシーンです。

結局彼女は、ブタの鼻にコンプレックスは持っていても、卑屈になったりせず、実に伸びやか。彼女の誠実さに触れて、出会う人は誰もが彼女を応援するようになる。そんな、ペネロピを側で見守る人たちの存在も丁寧に描かれています。

何かとペネロピの世話を焼くアネゴ役を演じるのは、リース・ウィザースプーン。いつものキャラと違うけど、しっくり合ってました。

白馬の王子様をひたすら待つのでもなく、コンプレックスがあるからと卑屈になるのでもなく、行動して傷ついても前に進めばいいんだ! っていうメッセージは、すごくポジティブ。まさに、観終わってハッピーな気分になれる映画です。

と、ストーリーだけでもオススメですが、ほかにも見どころが。
まず、マックス役のジェームズ・マカヴォイは、今年一番の注目株!っていうくらい、憂いのある甘いマスクが魅力的。まもなく公開の『つぐない』ではキーラ・ナイトレイの相手役も演じています。要チェックです。
そして映画全体の色彩が独特の美しさ。特に、ペネロピの部屋のインテリアや、ファッションがとにかくカラフルでおもちゃ箱みたいなんです。ボタンの色が全部違う紫のコートはバツグンにかわいくて。それがペネロピのキャラに合ってるんですよね。

そして、音楽も。主題歌を歌っているのはシガー・ロスというアイスランドのシンガー。この映画をきっかけに知ったのですが、広がりのある曲はこの映画の世界にピッタリ。

まずは映画のサイトを覗いてみてください。シガー・ロスの音楽とページのビジュアルだけで、もうペネロピの世界に惹き込まれます。

『ペネロピ』
監督:マーク・パランスキー 
出演:クリスティーナ・リッチ、ジェームズ・マカヴォイ、キャサリン・オハラ、リース・ウィザースプーン
3月1日よりテアトルタイムズスクエアほか全国順次ロードショー

プロフィール
プロフィール
ミヤモトヒロミ。ライター。映画やカルチャー関連の記事をウェブサイトや女性誌などで執筆。
号泣モノから爆笑ストーリー、胸キュン恋愛ものまで、忙しくても絶対劇場で観たい!と思える映画を厳選してご紹介します!
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