犬映画だけど人間ドラマもたっぷり 『犬と私の10の約束』 [2008年03月15日(土)]
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今日から公開の、犬の映画です。
犬映画ならば、カワイくて癒されるし泣けちゃうはず、という期待にちゃんと応えつつ、でもそれだけじゃありません。 犬の愛くるしさとか、不思議な能力といったことを強調している作品ではなくて、主人公の少女あかりちゃんの成長や周囲の人たちのドラマとして観ても、すっごくいい話。そういう意味でも泣ける映画です。 ![]() あかりがゴールデンレトリバーの「ソックス」を飼い始めるのが、14歳のとき。そこから10年間、一緒にオトナになっていくソックスとあかりを描いています。14歳から24歳までといったら、中学生から大学、就職と、一番環境が変化する時期。片時も離れたくないと思う時期もあれば、犬を飼っていることをちょっと窮屈に感じるような時期もあって、ソックスとの関係も少しずつ変わっていく。その10年間を丁寧に描いています。 キャストでは、あかりの子ども時代を演じる福田麻由子ちゃんと20代を演じる田中麗奈さんの顔と雰囲気がソックリで、いつ変わったのかわからないくらいに(それはさすがに言い過ぎ?)自然だったことに、まずびっくり。幼なじみの無口な少年、星くん役が佐藤祥太くんから加瀬亮さんへつながるのもとても自然でした。どちらもクラシックギターを弾くシーンがありますが、自信はあるけど控えめ、みたいな感じが共通なんです。 ![]() 少年星くんについては、引越し先が犬禁止の家だからと、あかりが星くんにソックスを預けることになり、駅で見送るシーンがあるんですが、2人の(ソックスと星くん)の切ない表情がよかった。あんな「置いてかないで」って目をされたら、あかりじゃなくとも泣けてくるというもの。 10年間で、実はあかり以上に変わったかもしれない、父親役の豊川悦司さんもすばらしかった。某CMでは上司と部下役でしたけど(いまはマネージャーと女優?)、田中麗奈さんと親娘の関係というのもいい。ハマッてました。 そういえば、最近雑誌で読んだのですが、犬ってニコっと笑うんだそうですね。なんでかというと、飼い主に愛されたいから。飼い主がハッピーなときに、口角が上がっているのを見て、それを真似るようになったんだそう。いい話ですよねー。ソックスもよく笑っていました。 『犬と私の10の約束』 監督:本木克英 出演:田中麗奈、加瀬亮、福田麻由子、池脇千鶴、布施明 本日より公開中 |





