MOVIE HUNETER

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60年代のミューズ、イーディに注目! 『ファクトリー・ガール』 [2008年03月21日(金)]
 
60年代のニューヨークに「ファクトリー」と呼ばれるスタジオを構えて、ポップ・アートを生み出したアンディ・ウォーホル。彼に見出されて時代のミューズとなった、イーディ・セジウィックを描いた作品です。

アンディ・ウォーホルに愛され、「ファクトリー」のミューズとなったイーディ。

ショートヘアでアイラインのバッチリ入ったメイク、黒タイツにミニワンピというスタイルのイーディは、まさに60年代のファッションアイコン。映画の中でもいろんなファッションが出てきますが、どれもステキで服に注目するだけでもワクワクする映画。今ちょうど旬のミニドレスのスタイルなど、即お手本にしたい着こなしもあるはず。「ファッション・エッセンシャルズ」でも取り上げているので、そちらもチェックしてみてください。

さらにこの映画の見どころは、イーディとアンディ・ウォーホルの複雑な愛情関係にもアリ、なのです。

名家の出身ゆえに優雅で上品、そして美しいイーディに対して、超有名人でありながら、自分のルックスと貧しい移民出身という階級に強烈なコンプレックスを感じているウォーホル。お互いにないものを求め合った2人ですが、イーディのほうがより純粋。ウォーホルに認められて愛されている、ということが素直にうれしくて心からそれに応えようとしているのに、ウォーホルのほうは、かなりクールな感じです。

強烈なカリスマ性がありながら、一方でものすごく嫉妬深くて冷徹な部分もあるウォーホル。イーディが彼とはまったく違うタイプのアーティスト、ボブ・ディランにちょっと惹かれた後の冷酷さがコワいくらい。実際にこういう陰のある人だったのかもと思わせるガイ・ピアースの演技は説得力アリでした。

上品で素直でキュートで誰からも愛されたイーディが、ウォーホルとボブ・ディランから冷たくされてからは急転落。お嬢様ゆえの純真さと、家庭環境でのトラウマがジャマして、したたかには生きられないんですよね。



そんなイーディの壮絶な人生をシエナ・ミラーが体当たりで演じていています。彼女自身も「オシャレ」のイメージが強かったので、女優魂を見た!って感じです。

公開はもう少し先。イーディの写真集と伝記本が出るらしいので、そちらを先にチェックしてもいいかもしれません。

『ファクトリー・ガール』
監督:ジョージ・ヒッケンルーパー
出演:シエナ・ミラー、 ガイ・ピアース、 ヘイデン・クリステンセン、 ジミー・ファロン
4月19日よりシネマライズほかにて公開
(c)2006 Factory Girl,LLC


プロフィール
プロフィール
ミヤモトヒロミ。ライター。映画やカルチャー関連の記事をウェブサイトや女性誌などで執筆。
号泣モノから爆笑ストーリー、胸キュン恋愛ものまで、忙しくても絶対劇場で観たい!と思える映画を厳選してご紹介します!
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