一服のもてなし

2008年01月
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初釜 [2008年01月15日(火)]
 
その年初めて釜を掛けて客もてなす初釜、茶道会館は例年通り成人式に行いました。

床は玄々斎筆「神光輝乾坤」(神光乾坤に輝く)、花は西王母と鶯神楽、花入は七草と銘がある二重切り、結び柳に蓬莱山飾りも恒例となっております。





三方の上には、白米一升半の上に炭を置き、昆布・熨斗鮑・串柿・橙と積み上げ、馬尾藻(ほんだわら)・伊勢海老を立て掛け、勝栗・結び昆布・梅・数の子・鯛・めざし・裏白・譲葉・橘などを飾ります。江戸時代は「食い積み」とも言われたそうです。

飾られている食材は縁起物ばかり、これらを口にすることで寿命が延びるといわれています。今では御飾りとして床の間に飾られているので口に出来ません。でも、お下がりを点心に忍ばせてありますのでお客様は長寿延命となります。うれしいことです。

母より頂戴した鵬雲斎大宗匠好の帯を締め、気も引き締まりました。



普段の茶会ほど慌ただしさはなく300名様を迎えて、ゆっくりとお茶を楽しめました。今年も茶の湯は好スタートです。

そして、次の日は違う方の初釜の準備が待っておりますので、使った道具の片付けは大変ですが、例年より他の先生方の初釜も増えていることもうれしいことです。

そうそう、蓬莱山飾りの串柿は10個の干し柿を2個(間を開け)6個(間を開け)2個と串に刺します。これは夫婦仲むつまじくという願いからです。夫婦円満の秘訣でもありますね。

ではでは。


【今日のワイン】


テタンジェ ノクターン NV
シャンパーニュ
シャルドネ40%、ピノ・ノワールとピノ・ムニエあわせて60%

プロフィール
プロフィール
北見宗幸
社団法人茶道文化振興会講師。みやび流和装道マナー部師範。高田馬場で昭和25年から続く「茶道会館」でお茶の稽古や茶会を催すほか、テレビ、雑誌などでも幅広く茶道の指導を行う。『はじめての茶の湯―茶道の基本がよくわかる』(成美堂出版)監修。
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