一服のもてなし

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美味しさを引き立てる器達2 [2008年04月11日(金)]
 
昨年、九州は福岡のお寺に茶事で呼ばれ、いろいろとご案内頂いた際に手に入れました。この小皿達は高取焼です。

深く茶道をしてますと全国各地、世界各国で陶器を見れば茶道具として使えないか手に取ってしまいます。私たちは、それらの陶器を「やきもの」と呼びまして、最初は茶器として求め、いずれ食器となり、さらに雑器となり、いつの間にか植木鉢のしたに敷かれていることもあるのですが、美味しさを引き立てる器として求める事の多い小皿などは、茶器としては使うことがあまりないので、長く食器として使われるので小皿達も安心しているかも知れません。





九州はホントに「やきもの」が豊富でして、やきものの種類でも百種類はあると思います。その中でも一番メジャーと言えるのが唐津でしょう。

普段日常で陶器の呼び名はセトモノと言いますよね。これは東日本内で愛知県の瀬戸を中心として呼ばれてまして、西日本、九州ではカラツモノと呼ばれています。これは唐津を中心として呼ばれたのです。





これだけ九州と云えば唐津と言いながら、小皿は福岡の高取を使ってます。唐津の器達はいずれ紹介しますね。徳利、ぐい飲み、小鉢と色々ありますのでお楽しみにしてて下さい。

高取焼は福岡県直方市の鷹取山辺りで、朝鮮出兵の際に高麗の名陶工を連れ帰り、焼かせたのがはじまりでして、江戸時代に入ると唐津からの陶工を呼び、今の高取焼を位置づけたのです。唐津に比べ土が細かく柔らかいのが特徴で灰色掛かっているので瀬戸との違いもわかりやすく、特徴あるやきものです。





この器は約8センチの大きさで小皿の中でも豆皿ですね。我が家では醤油皿として使うことが多いですが、ワサビ・カラシ・ごまと言った調味料をそっと添える器としても使えば、さらに食卓を彩れると思いますよ。

こういった器をお店で探すのも楽しいのですが、実際に現地へ行きまして器が作られている窯元を目で見て、出来たてを手に入れることで、それらの話題も美味しさを引き立てる事が出来るはずです。ちょっとした来客にも、もてなし役にもなりますね。

是非、お試ししてみて下さい。
ではでは。

【今日のワイン】


シャトー・ランシュ・ムーサ
フランス/ボルドー 
オー・メドック/ポイヤック
カベルネ・ソーヴィニヨン70% メルロー30%
☆☆☆★★

プロフィール
プロフィール
北見宗幸
社団法人茶道文化振興会講師。みやび流和装道マナー部師範。高田馬場で昭和25年から続く「茶道会館」でお茶の稽古や茶会を催すほか、テレビ、雑誌などでも幅広く茶道の指導を行う。『はじめての茶の湯―茶道の基本がよくわかる』(成美堂出版)監修。
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