一服のもてなし

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天橋立 [2007年09月30日(日)]
 
またまた、京都は天橋立に行ってきました。個人的な撮影が終わり、写真家の日高正嗣夫妻と共にの食事を「ホテル北野屋」で頂きました。北野屋さんはお弟子さんのご両親が営むホテルでして、天橋立を見ながら、季節を先取り楽しめるところです。今回は松茸を早々に頂きました。



天橋立を見下ろし、昼間から酒もすすみ、話も盛り上がりました。
興味が湧いたのは世間の写真事情、最近は写真を現像する人が減ってきたそうです。だれもがデジカメを持ち、プリンターを持ち、簡単にプリントアウトできるからという理由もあるそうですが、多くの人がパソコンに入れて画面で見て満足することが多いようです。

確かに私もmacにデータに入れたまま、プリントアウトしてアルバムに入れることはせず、パソコンの画面で楽しんでいます。現像された写真の良さを忘れている人の1人です。


日高正嗣氏、曰く。
カメラで撮り、現像して初めてその映像を見る。現像ができるまでの楽しみが忘れられている。かなしいけど……。

帰りの電車まで時間があり、私も世間の写真事情に流されデジカメで時間つぶししました。


ちなみにこれは、今日の手荷物です。こだわりのあるモノがいくつかありまして、そのうちのひとつがこのカバンです。家族がカバン屋にオーダーメードしたモノで、その試作品のひとつを頂きました。

ガマ口は、京都のちんぎれ屋で求めたモノで江戸中頃に日本に渡ったのオランダ更紗でお気に入りでしたが、ほつれがあるのでそろそろ潮時ですかね。デジカメケースは京都の寺町にあるアジアン雑貨店で見つけたモノ、このブログがはじまりデジカメは必需品です。移動の際、クッション入りのケースで安心できます。

【今日のワイン】
新幹線で唯一の楽しみはワインです。

cassegrain stone circle オーストラリア カベルネ・ソービニョン、メルロー等をブレンドしたワイン。


ワインは値段じゃないと言える1本です。
ぜひ、お試しください。

ではでは。

手を美しく見せる方法 その1 [2007年09月25日(火)]
 
手を美しく見せる方法

指が太い人、短い人、手の甲が厚い人、手が大きい人と人それぞれ手の形は違いますが、綺麗に見せるポイントはほとんど変わりません。指が太く短いのを隠す方法、大きい手を小さく見せる方法は別にあるのですが、それは後に述べるとしまして、まず基本からいきます。

『モノを取りにいくときの手つきです』
自分の手を見ながら確認してみてください。



人差し指はまっすぐに伸ばし、中指・薬指・小指は隙間を開けないように心がけ柔らかく曲げます。だいたい、人差し指の爪の根本あたりに中指の指先が並ぶぐらいが目安に曲げます。親指は力なく自然な姿でかまいません。

特に注意する点は小指です。バレエをしている子に多いのですが小指が離れることがありますので、気をつけましょう。



ちなみに小指が立つのも……色気のひとつですが、小指を揃える意識を忘れて、ついつい力を入れると小指が立ってしまいます。普段指先を綺麗に揃えている人がホンの少し気を許した瞬間が色気かもしれません。

指先まで意識をしていないと中途半端な手になります。薬指と小指の間が少しでも離れるだけで手に締まりがないので、常に意識しましょう。



また、踊りをなさっている人は親指を中に折り込むことがあります。手を小さく見せる方法でもあるのですが、極端に折る癖がつくと他の所作では邪魔になります。親指を折る姿は手を広げたときのみに生きてきます。



モノを持つときには、この癖が出ないように気をつけましょう。茶道では茶碗を持つときにこの手をするとマムシ手と言い、この仕草を嫌いますので、気をつけましょう。

ではでは。

ワイン [2007年09月19日(水)]
 
たまにですが、奇才な人たちと奇抜な茶会を楽しむことがあります。

9月の中頃には、麹谷宏さん亭主のワイン茶会があり、その打ち合わせに追われていますが、だいたい、打ち合わせというワイン会です。

そのワイン茶会も年内に5回予定してます。打ち合わせを2回、打ち上げ1回として15回はワイン会があり、1回に3本は飲みますから、45本、茶会当日いれたら約60本ですね。いつか血が赤ワインになりそうです。血糖値も危険ですが……。

麹谷さんはグラフィックデザイナーであり、ワイン評論家であり、素晴らしい弟子のひとりでもあります。わたしがお茶を教える代わりに麹谷さんがワインを教えてくれるという関係です。ワインとお茶のコラボレーションなら私たちの右に出るものはいないでしょう。

なんだかんだ、いつのまにか、ワインも少しこだわりを持つようになりました。せっかくですから、このブログで飲んだワインも紹介させていただきます。

ちなみに今日のワインです。


クロ・デ・メニュ1994
フランス・AC地区:サンテミリオン グラン・クリュ


スクリューはシャトーラギオール、ハンドル部分がオリーブの木であることが気に入り手にしました。家で飲むときは、グラスを使わず、陶器で飲んでます。口が広く、作りの薄い磁器ですと、香りも味もリーデルと変わらないぐらいワインを楽しめるのが良いとこです。この器はドイツの女性作家anna sykoraの作でして、今一番のお気に入りです。

陶器で飲むワインもいいものですよ。
ではでは。

大和撫子になるために [2007年09月18日(火)]
 
綺麗になることを意識するといろいろなメディアから情報収集できると思うのですが、最近一番に目にするのは「美肌」ですかね。その他には「ダイエット」「コスメ美容情報」「ネイル」「エステ」……。ほとんどが外見のことです。

外見に落ちつきましたら、「心を綺麗に」「癒される」「アロマ」「スパ」「ヨガ」あたりが目についてきます。 日常の疲れ、いやなこと、現実を忘れることで心が落ち着き、優しい自分を見つけることができる。すなわち、内面のことです。

この外と内ですが、知らず知らず比較されています。「見た目が勝負」「第一印象が大切」「なんだかんだ性格が良くないと……」「やっぱり中身」なんて、会話にでてきたことありませんか? だったらどっちも良くすればいいのです。最終目標は身も心も綺麗になることです。

しかしこれで満足してはいけません。私たち日本人が、伝統的なものを身につける際に必ず耳にする言葉があります。「心技体」です。

性格、気遣い、人柄、質、情、色といった内面、すなわち「心」。

ヘアースタイル、メイク、ファッション、ネイル、肌、体型といった外見、すなわち「体」。

では「技」は?
この辺があまりクローズアップしないところですよね。
「技」とは仕草、所作、動作、表情、言葉遣いなどです。

この「技」を含めた「心技体」を習得することで「大和撫子」になるのかもしれませんね。

ではでは。

美しい箸の持ち方 その1 [2007年09月07日(金)]
 
日本人であれば当然できるはずの箸の持ち方、この箸の持ち方で育ちがわかると言われます。やかましい家族がいれば、「左手使うな! 箸をちゃんと持て! 肘をつくな!」なんて言われているはずです。今の時代では「右で食おうが、左で食おうが、箸がなくても飯は食えるし、どんな格好で食おうがうまけりゃいいだろ!」と言った感じですかね。

まぁ、知ってて損はない箸の持ち方です。

【A】

右手で箸の中央より少し右寄りを取り上げます。


【B】

左手で箸の中央より少し左寄りを持ちます。箸先は決して持たないように。

【C】

右手を箸を持つ手の形に持ち替えます。

【D】

1本を親指と人差し指で持つようにして、中指を箸の間に入れ、もう1本は親指の付け根と曲げた薬指で持ちます。


ここまでは、皆さんご存知のことでしょう。ここからは「美しい仕草」を出すポイントです。写真のBとCの間で必ず意識してほしいことがあります。それは、右手の箸を取り上げる手(Aの手)から箸を持つ手(Dの手)に持ちかえるときに手を箸から離さないようにスライドさせることです。

中途半端ですが写真の都合で次回に続きます。
ではでは。

美しい箸の持ち方 その2 [2007年09月06日(木)]
 
美しい箸の持ち方、続きです。


右手を箸の右端先の方へスライドさせます。


右端に来ましたら、右手を箸の下にします


右手を箸を持つ手にかえて箸の中央にスライドします。


ポイントは右手の親指と人差し指を箸から離さないことです。また、この所作をする際には目線を常に箸に向けていることも大事です。


普通の生活をしていれば1日に必ず箸を手にするはずです。この所作を毎日意識することで「美しい仕草」が身に付きますよ。そして、これらを身に付けるのにもう1つ大切なことはイメージです。

例えば、弓道をイメージしてみて下さい。弓道を知らない方でも、テレビや雑誌で目にしたことがあると思います。髪を結い袴をつけた女性が姿勢を伸ばし一点を見つめて弓矢を引き放つ。この弓矢を引く姿は力がはいるはずなのにとてもスムーズで流れた所作です。このイメージで箸を持ちかえてみて下さい。弓を引く姿が、箸をスライドさせた右手となります。

何かのイメージを自分の所作に重ねることで新しい仕草が生まれてきます。最初は自己満足でいいと思います。いずれ自分のものになりますので継続してみて下さい。

ではでは。

『美しいキモノ』でお茶指導 [2007年09月05日(水)]
 
私がお茶の指導をした 『美しいキモノ』秋号が現在発売中です。指導させていたのは28ページ目の「茶会を楽しむきもの」です。是非お目通しください。

中でも42〜43ページはお気に入りです。全く茶道を知らないモデルさんですが、センスのいい方ばかりでよかったです。ここでは人差し指から肘までの線をまっすぐにすることをかなり意識しました。今回の『美しいキモノ』1ページ1ページがひとつの作品のようでうれしく思います。担当していただいた。西山さん、富澤さん、ありがとうございました。

最近見かける、お茶のポスターで湯のみ茶碗を手にしてるのがありますが、どうして、こんな指先で……。見てて、ついつい直したくなります。普段から、人の仕草を意識して「きれいな仕草」か意識することをオススメします。

そうそう、お茶つながりではないですが『お〜いお茶』の海老蔵さんのお父様、市川團十郎さんより、今年3月に受賞されたフランス芸術文化勲章(Chevalier dans l'Ordre des Arts et des lettre)のコマンドゥール(Commandeur)の内祝を頂戴いたしました。



金銀色紙散らしの綺麗な風呂敷でした。ありがとうございました。
ではでは。

プロフィール
プロフィール
北見宗幸
社団法人茶道文化振興会講師。みやび流和装道マナー部師範。高田馬場で昭和25年から続く「茶道会館」でお茶の稽古や茶会を催すほか、テレビ、雑誌などでも幅広く茶道の指導を行う。『はじめての茶の湯―茶道の基本がよくわかる』(成美堂出版)監修。
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