昼も夜も芝居づけ

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D-BOYS STAGE Vol.2(羽原大介・脚本/茅野イサム・演出)『ラストゲーム』青山劇場 [2008年06月21日(土)]
『テニスの王子様ミュージカル』ブームあたりから、その名前が定着してきた感のあるD-BOYS。
渡辺プロダクションに所属する若手イケメン俳優たちのグループ名なんだけど、気づいてみたら、じわじわと彼らの人気が高まってきていて、いつしか演劇の世界で活躍している若手俳優の1ジャンルのようになっていたという感じ。
実際、私がちゃんと認識し始めたのってここ数年のこと。
いや、最初の頃は「ふーん」くらいにしか思っていなかったんだけど、取材で何度か彼らのうちの数人を取材するうちに、興味が湧いてきたりして……
とはいえ、D-BOYSたちだけの舞台と聞くとどうにも二の足を踏んでしまって、Vol.1の『完売御礼』は結局観に行かず仕舞い。
でも、そういう食わず嫌いはいけないなーと思って、観に行った今回。
それが……思いのほかに良かったんですよー。


↑青山劇場の前にはD-BOYSのグッズ売り場のテントが。その脇には、メンバーが野球部員の扮装をした旗が並び、ファンたちの撮影スポットになっておりました。


将来への希望が見いだせずにいた大学生・ワセダ(城田優)は、自殺サイトで仲間を募り、別荘で彼の来訪を待っていた。
やって来たのは、ケイオーと名乗る青年(柳浩太郎)。
ケイオーもまた、自分の存在意義が見つけられず、ワセダにアクセスしていた。
自殺を思いついてはみたものの、なかなか決心がつかないケイオー。
そんなケイオーの煮え切らない様子に焦れていたワセダは、何気なく置かれていた祖父の日記を手にする。
そこには、日本が戦争に向かっていた時代に、大学野球に青春を捧げた若者たちの記録だった。
男たちが次々と戦地へとかり出されているなか、大学生たちは兵役を逃れ勉学に、そしてスポーツにと励んでいた。
しかし、早慶戦で国民を湧かせた野球部部員たちも、いまや敵国のスポーツに興じていると周囲からそしりを受けるようになっていた。
それでも野球への暑い情熱を糧に、厳しい練習を積んできた彼らだったが、戦局の悪化に際して学徒出陣の命が下った。
数週間後には戦地に赴かなければ行けなくなった彼らは、最後の早慶戦を実現させようとするが……。

言ってみれば、わりとオーソドックスな青春感動モノ、なんですけれど、そうやって斜に観ながらいた私も、クライマックスにはちょっと感動で涙じわっと滲んでしまいました。
これってきっと脚本のうまさだと思うんですよ。
まあ、映画『フラガール』の脚本を手がけた羽原さんの作品ですから、上手くて納得なんですけれど、へんに感動をあおるようなわざとらしいクサいセリフを入れてないのよ。
全員が全員、ただただキレイに描かれているんじゃなくて、それぞれの立場の違いや背負っているものの違い、それらをエピソードとして加えて、それぞれのキャラクターがリアリティを持って描かれているんです。

例えば、自らの若さを野球よりも国のために生かすことを正しいと信じる近松(加治将樹)の存在や、朝鮮人という立場で早稲田野球部に在籍している金本(柳下大)とか、国のために生きることこそ国民としての義務として、野球部を廃部に追い込もうとする錬成部の面々(和田正人・中川真吾)。
早稲田野球部が中心に描かれているからといって、慶応野球部が敵として描かれていることもなく。
わかりやすい善悪でキャラクターを分けずに、いろんな立場から戦争という出来事を見せていることで、誰にも共感できる台本に好感。

そして、D-BOYSの若手俳優たちが、それぞれの役にちゃんと向き合って演じているのがわかって、それもまた好感度大でありました。
客席は言ってみれば彼らのファンばかり。
そうなると、客席を喜ばせる芝居に走ってしまいがちな作品が多いなか、そこをぐっと抑えて(まあ、所々にあったはあった、けど)いたのがよかった。
安っぽい芝居になるんじゃないか、と内心心配する部分もあったのですが、いわゆるアイドル芝居ではない真面目さで取り組んでいるのよ、これが。
戦時中の野球部だから、髪型も坊主だったりするんだけど、かなりのメンバーが思い切った坊主頭になってたりして、そういう部分のきちんと感もよかったしね。

私が拝見したのは、初日だったのですが、カーテンコールの挨拶で、今作主演の相本役、荒木宏文さんがしゃべりながら感極まっちゃう場面もあり。
なんかね、こういうの弱いんですよー、私。
若い人たちが一生懸命に何かに取り組んでいる姿(若くなくてもいいんだけど、さ)って、なんかキラキラしていていいなーと思ってしまった。
ほんと、食わず嫌いはよくないね。思っていた以上に楽しめたし、満足度の高い舞台でありました。

公演は6月27日(金)まで青山劇場にて上演。
7月5日(土)〜6日(日)には、大阪・シアターBRAVA!にて上演。
http://www.d-boys.com/d-boysstage2/index.php
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Tracked on 2008年08月01日(金) 16:39
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コメント


頑張って下さいね
Posted by:田中  at 2008年08月01日(金) 19:17
デートしてНしただけで8マンもらえたーーーー!!!!!
それもフェラと騎乗位だったから俺は寝てただけヽ(´ー`)ノ
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Posted by:ますたー  at 2008年06月30日(月) 20:19
プロフィール
プロフィール
望月リサ。ライター。女性誌やWebサイトでインタビューやカルチャー関連の記事を担当。締め切り間際でも観たい舞台は絶対にハズさないステージフリーク! 「ライブじゃなきゃ味わえないこと、いっぱいあります。ハマるとこんなにすばらしいものはないです。劇場にもっともっと足を運びましょっ。」
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