東宝ミュージカル『レ・ミゼラブル』博多座 [2007年10月26日(金)]
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行ってしまいました、福岡・博多座。
![]() 今年は私の中で空前の『レ・ミゼラブル』イヤー。 なんといっても、橋本さとしさんという新しいバルジャンに出合えたことで、改めてこの作品のよさ、音楽のよさ、セリフのよさ、内容の奥深さに気付いた次第。 なんというか、これまでは知ってる曲、知ってる物語、知っているセリフを、舞台を観ながら自分でさらっちゃっていた感じ。 それが、今回は新しい気持ちで作品に迎えて、本当にいい20周年になりました。 そんなわけで、すでに帝劇では終了してしまったのにも関わらず、なんだかまだ終われていない気持ちがあって、ついついふらふらと博多を目指してしまいました。 もうひとつ博多にいった理由としては、今回の20周年を記念してのスペシャルキャストの日のチケットが取れたこと。 とはいえ、自力じゃなく他力本願でした、が。 バルジャンに今井清隆さん、ジャベールが鹿賀丈史さん、エポニーヌが島田歌穂さん、ファンテーヌが岩崎宏美さん、マリウスが石川禅さん、アンジョルラスが岡幸二郎さん、テナルディエが斎藤晴彦さん。 いやー、どの方も“当たり役”といわれている人ばかり。 このキャストを聞いただけでもテンションが上がります。 そんなわけで博多座で観た『レ・ミゼラブル』は、ひとこと「最高に素晴らしかった!」 これは人からの受け売りなのですが、博多座って音響の設備がよくて、マイクを通していても生声のような自然さで観客に届くのだそうです。 (帝劇だと、歌っているキャストの方が自分の声が聞こえずに歌う、ということもあるんだそうな) それゆえにか、本当にどの方も歌声が美しく、心に直接響いてくるような感じ(いいすぎ?)。 もう、美声に酔いしれる場面が多々ありました。 あまりに素晴らしい箇所がいろいろあり過ぎるので、カンタンに。 一番印象的だったのは、岩崎宏美さんのファンテーヌ。 とにかく儚げなのに、音がしっかりと取れていることもあって、彼女の強さと脆さが両方滲み出ていました。 しかも、死の直前の病院での場面。娘・コゼットに対する母の愛、優しいだけじゃない深みのある声が、一層彼女の気持ちを感じさせてくれて、ただただ涙。 そして、岡さんのアンジョルラス。 長身ですらっとしたスタイルのよさもあるのでしょうけれど、アンジョルラスが学生達から慕われるのは、彼の持つカリスマ性にあるのかな、と。 バリケードのシーンで、市民が援軍に来ないことを知ったアンジョの「死のう」と決意をするシーン。 なんだかね、信念のために命を懸けるという行為に酔っているというか、自らの命をもって抗議することに正義を見ている、というか、そんな彼のカタルシスを感じてまたもや涙。 石川禅さんのマリウスは、コゼットのシーンがちょっとやり過ぎ?っていうくらい、何度も振り返ったり、浮かれたりして、そこは正直「うーん、どうかな?」でしたが、エポニーヌを胸に抱きながら彼女が息絶えるシーンの、マリウスの後悔、懺悔、やりきれなさが伝わって、またもやここでも涙。 とまあ、涙なくしては観られない素晴らしい舞台でした。 カーテンコールが何度も何度もあり、出演者の方々がお疲れ気味なのは申し訳ない気持ちになってしまいましたが。 感動し過ぎて拍手に熱が入ってしまい、幕が閉まった後も拍手し続けてしまう気持ちはわかるんですけどね。 残念ながら博多座での舞台の終了とともに、2007年のレミゼに幕を閉じ、次の上演は再来年かまたその先かわかりませんが、まだまだ楽しめる作品だということは再認識したので、次の再々再々再々再々(ってもうわかんないや)演も楽しみにしております。 |
Posted at 03:56
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